Q 誰が相続人になるかをどうやって確認するの?

誰が相続人になるかをどうやって確認するの?

必ず戸籍(除籍・改製原戸籍等含む)を調査して確認・確定します。

そもそも戸籍とは
人の一生には、出生・婚姻・子の出生・死亡といった出来事があります。このような事柄(親族関係)を登録し、公に証明する制度が「戸籍制度」です。たとえば、子が生まれたら出生届が提出され親の戸籍に入籍し、結婚したらその戸籍から出て結婚相手との間で新たな戸籍を作ります。そして、死亡したら死亡届が提出されて、その人の戸籍は抹消されます(ただし、戸籍が処分されるわけではありません)。このように各戸籍は夫婦および未婚の子で編成されており、本籍地の市町村で管理されています。

相続人が誰かは戸籍で確認する
相続発生後、まず最初に行うことは、被相続人に対する「相続人」は誰か、を確認することです。
一般的な法定相続人は、子、親、兄弟姉妹などが考えられますが、実際に被相続人の戸籍を遡ってみると、前妻との間に子がいた、養子縁組をしていた、という事実が出てくることもあります。
そこで相続人を確定するためには、「被相続人の出生~死亡までの戸籍」を調査する必要があります。
被相続人の戸籍は、戸籍の電子化や結婚・離婚などによって切り替わり、複数存在していることが通常です。被相続人の出生~死亡まで、抜けのないよう戸籍を取得しましょう。